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Race > Round9/10 Report
Round9/10  SUZUKA CIRCUIT7/7-7/8
第9/10戦 鈴鹿サーキット
鈴鹿サーキット
レースレポート

第10戦決勝レポート

[2007/7/8]

坂本が自身初優勝

田中、山本とのテール・トゥ・ノーズを制し、ランキング6位へ






 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第10戦決勝レースが、8日(日)の午前10時35分から行われた。前日と打って変わり、晴れて夏らしい日差しの中、決勝レースのスタートが切られた。ポールポジションの坂本雄也は、イン側をけん制しつつも鋭い加速で先頭を守ったまま1コーナーを曲がっていくが、イン側にいた予選2番手の山本尚貴は加速に失敗し、2列目の田中誠也と中嶋大祐の先行を許してしまった。坂本に続いて1コーナーに飛び込んだ田中と中嶋は、その勢いで激しく2番手を取り合うが、1周目のコントロールラインに戻ってきたときには田中、中嶋の順番。そのときトップの坂本は、すでに1.3秒のマージンを築いていた。

 田中はすぐに坂本の追撃に入るが、3番手中嶋のペースが今ひとつ上がらない。中嶋の後ろは数珠繋ぎ状態になり、山本、小林崇志、予選8番手からポジションを上げた栗原正之、山内英輝らが続く。そこで、トップとの差が開く前にと意を決したように、4番手の山本は2周目のヘアピンで思い切って中嶋に仕掛けた。よろけながらも中嶋の前に出ることに成功した山本は、3秒近く前にいるトップ2台を追い始めた。

 その頃、トップの坂本はハイペースで逃げ、2番手田中との差は周回を重ねるごとにわずかずつ開きつつあった。しかし田中も必死で食らいついたため、突き放すには至らない。その後ろに山本が少しずつ接近していくが、先頭の2台が速いため、なかなか2秒以内には近づけなかった。

 こう着状態が続いたまま、次第にレース周回数は残り少なくなっていく。タイヤも集中力も厳しい状況で、坂本のペースは少しずつ落ちていった。田中と山本は必死でペースを上げにかかり、一貫して1.5秒前後だった坂本と田中の差は、11周目にとうとう1秒を切り、13周目には山本がファステストラップを記録して、田中との差を1秒台に入れた。そして15周目、最後の踏ん張りでスパートをかけた田中は、坂本の後ろ0.5秒ほどまで迫った。

 とうとう最終ラップまで結果が見えない状況になったが、最後に仕掛けようとした田中はわずかなミスを犯し、そのチャンスを失ってしまった。逆に坂本は集中を保ってミスを犯さず、チェッカーまでトップを守り切り、FCJ初優勝をポール・トゥ・ウインで飾った。終盤よく追い上げた田中が前日に続いて2位に入賞し、ファステストラップをものにした山本が3位に入賞して、2戦ぶりに表彰台に立った。

 一方、4番手に落ちてからの中嶋は序盤のうち山本を追走していたが、少しずつ差を広げられて8番手大森弥までの5台による4位争いの集団を形成した。7周目に5番手の小林がコースアウトを喫して順位を下げてからは、4台で接近戦を展開。レース中盤には5番手の栗原にテール・トゥ・ノーズ状態まで攻め寄られ、9周目のシケインではタイヤスモークを上げながらの厳しいブレーキ勝負となったが、中嶋はよく踏ん張ってポジションを守った。逆に栗原は後ろの山内に攻めかかられ、ストレートで並ばれるが、こちらも辛くもポジションを守ることに成功した。レース終盤には間隔が広がり、結局ポジションは変わることなく中嶋は4位に入賞した。



 また後方では、予選で17番グリッドに沈んだ国本京佑が序盤によく追い上げ、4周目までに10番手にポジションを上げた。しかし、以降は9番手のケイ・コッツォリーノと激しいバトルになり、なかなか前に出るチャンスを見出せない。国本は毎周回シケインで仕掛けるが、コッツォリーノもインを閉めて譲らない。痺れを切らした国本は、11周目のシケインで思い切ってコッツォリーノのインに入り込む。しかし、賭けは成功せずにグラベルにはみ出し、スピンを喫してしまった。これでふりだしの17番手まで後退してしまった国本は力尽き、このレースをノーポイントで終えることになった。これにより国本は、ランキングポイントで2位の田中に4ポイント差に迫られた。
◆トップ3ドライバーのコメント
優勝:坂本雄也(東京中日スポーツ賞受賞)
 今シーズンなかなかよい結果が残せず、苦労しました。これまで支えてくれた方々に、やっと勝てたことを報告したいです。ありがとうございました。とてもタフなレースになりましたが、スタートの時点ですごく集中できていたので、それが中盤までの集中力につながったと思います。ミラーも見ないようにしていたんですが、中盤から少し集中を切らしたときに、後ろの田中選手に気を取られ、少し失速してしまいました。後は実力というより、プライドと意地だけで走っていたと思います。自分に負けないように気を集中させて、最後まで走りきれて本当によかったと思います。ありがとうございます。ただ、結果的には勝てましたが、走りにはまだまだ課題がいっぱいあります。勝てたこともよかったんですが、反面これからやらなければいけないこともいっぱい見つかったので、それもよかったと思います。

2位:田中誠也
 スタートで山本選手の前に出られたのはよかったんですが、坂本選手がスタートからすごく速くて、1周目から結構離されてしまったのがきつかったです。前半はペースが悪くて全然追いつけなかったんですが、後半になってペースが回復してきてからは少しずつ追い着いてきました。そして最後のほうで1回仕掛けたんですが、そのとき自分でミスをしてしまい、また離れてしまいました。結果的には昨日も今日も表彰台に乗ることができて、ポイントも安定して取ることができたので、よかったと思います。次の富士では、また勝ちたいと思います。前回勝ったときと同じ走りができれば、勝てると思います。

3位:山本尚貴
 スタートを昨日も今日も失敗してしまって、すごく悔しいです。ただ、今日は昨日までの失敗の原因を改善したのが行き過ぎて、逆に行ってしまった失敗だったので、意味のある失敗だったと考えて、気持ちを切り替えました。次はもう失敗しないという自信があります。レース中にはファステストも取れて、ペースは悪くなかったと思うし、速さをアピールすることはできました。ただ、人の後ろについたときの走り方でまだ甘い部分があり、いくら予選で前に出ても、レース中のペースが速くても、このままでは勝てないのではないかと思います。これから努力して、後半戦では勝てるようにしたいと思います。

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