
10戦中3勝を含む7回表彰台を獲得し、安定した速さをみせた。
― 基本的に、FCJはセッティングを変更しないで全車同じ状態でレースをしますが、ドライバーの立場としてはどう思いますか。
関口:ぼく自身は、セッティングを揃えるのには反対ですね。ぼくは昨年、FTも並行してやっていて、FTの方でセッティングを学ぶことができたけど、FCJではセッティングを学ぶことができない。セッティングを同じにしてレースをするというのはひとつの考え方ではあるとは思います。ただ、FCJはイコールコンディションではありますが、クルマのクセや差などの微妙な違いがあるわけで、それを修正できる程度のセッティングを許した方が、もっとイコールコンディションに近づけることができると思うんです。
― 理想と現実をすり合わせるということですね。FCJは今後、セッティングの変更の方法について検討していくと言っています。
 FCJ初代チャンピオンに輝き、F3へとステップアップを果たす。
関口:個人的には、良いことだと思います。なんでもかんでも許してしまえば、FCJの意味がなくなってしまうのかもしれませんが、FCJの場合、コンマ1秒という接戦の中で自分の力が出し切れるか出し切れないか、そこで残る成績によってF3に行けるかどうかが決まってしまうわけです。参加する立場から言わせてもらえば、長い目で見てもらえるならともかく、1シーズンで答えを出すにはやはり、参加者が納得いく形でレースができた方がいいと思いますから。
― FCJも2シーズン目を終えましたが、ステップアップを志す若い選手にFCJを、どのように推薦しますか?
関口:他の同じレベルのフォーミュラカーレースでチャンピオンを目指すよりはFCJをやった方が絶対にいい。これは確実に言えますね。FCJは、やはり注目されていますし、参加台数が多いのでコンマ1秒ミスしたらすぐに順位が下がってしまう。こういう接戦は他のカテゴリーのレースにはありませんから、ものすごく勉強になります。それに、そういう接戦で勝ち抜けるようでなければ、そもそもそれ以上のステップアップなど無理ですから。またロガーデータの研究もできるし、アドバイザーからいろんなアドバイスももらえる。しかも距離を走れる。実力を伸ばすには最適のカテゴリーだと思います。なにより、コストがかかりませんよね。初代のチャンピオンとして、次に続く人たちの目標になれるように、ぼくも頑張りたいと思っています。
関口は、いわゆる「トヨタ枠」からFCJに参戦したが、FCJは決してメーカーの育成プログラムに所属する選手のために開催されているわけではない。ステップアップを志す闘争心にあふれる選手の参加を受け入れる一般参加枠も確保されている。また、ニッサンとホンダについては、一般参加枠も含めてスカラシップ対象を選出すると明言している。関口に続こうと思う選手は、ぜひFCJ事務局にお問い合わせ下さい。
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