 速さはみせるもなかなか結果を残せず、最終戦で念願の表彰台を獲得
2006年、新たに始まったフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で初代シリーズチャンピオンとなったのは、関口雄飛だった。関口はその勢いのまま07年度はナウ・モータースポーツから全日本F3選手権シリーズへステップアップ。1シーズンを終えた関口は最高順位2位を記録、ポイントランキングで7位に食い込んで、見事全日本F3選手権シリーズ新人賞を獲得した。
― FCJからF3にステップアップして、すぐに乗りこなせましたか?
関口:F3は、最初から乗りこなせました。初テストで良いタイムが出ていたので今年もFCJの勢いに乗っていけると思ったくらいです。ただ、自分が予想していたような結果が出せませんでしたね。(新人賞は獲ったけれど)全然満足できる結果ではない。
― 思い通りにいかなかった理由はどこにありますか?
関口:理由が分かればすぐに直せたはずですけど、理由がわからないんです。あえて言えば、ぼくはF3に乗ってもまったく怖さを感じなかったので、それでコーナーに飛び込みすぎて、立ち上がりで遅れるという傾向がありました。シーズン最初のうちは、この乗り方のまま、クルマのほうでなんとか対応できないものかとセッティングを考えていましたが、それでハマってしまいました。だから後半は、クルマのセッティングは半分にして、自分の乗り方も半分変えることによってなんとか良い方向に行き始めました。
― シーズン中盤は悩んでいた時期だったわけですね。
関口:F3の場合、夏場になって気候が変わると、それにつれてタイヤの特性も変わって、横(のグリップ)がなくなるんです。ようやくF3に慣れ始めた時期に、そういうことが起きるのでまたF3の乗り方ががわからなくなるということもありました。夏になると調子を崩す選手が多いのはそのせいなんですよ。F3の難しさはその辺にありますね。あと、F3は相手の後につくとダウンフォースが抜けて、それ以上近づけなくなってしまうので追い抜きができないんです。それも大きな課題でした。
 開幕戦でポールを獲得した関口は、2戦目でFCJ初勝利をあげる。
― F3ドライバーとして昨年のFCJを振り返って、どう感じますか?
関口:F4もフォーミュラトヨタ(FT)もやっていましたが、FCJはやはり注目されるのがよいところですね。実際にやっているときは気づかなかったけど、ビッグイベントのサポートレースであることが多いので、観客席にいるファンの数が違いますよね。あと参加台数が多くて、シーズン通して走り込めるところが良い。とにかく距離を走り込まないとマシンコントロールを身につけることはできませんからね。その点、FCJは安くてしかも他のカテゴリーよりはるかに長距離を乗れる。今年の人たちはぼくたちの倍近く走っているんですか? それはためになったでしょうね。
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